イノベーターのジレンマ

2006年9月20日

MBA

t f B! P L
優良企業であればあるほど、非連続変化に弱い。

クリステンセンの主たる発見は、「特定産業における既存の有力企業は、産業そのものが劇的に変わってしまうような事態にはうまく対処することができず優位性のバランスは新規参入者の側に傾く」ことであり、主要顧客への過剰適応による持続的な技術に適応させられているため、全く新しい世代の製品に関するシグナルを、既存市場の周辺部からの弱いシグナルとして見出すことができない、ということにある。  

イノベーターのジレンマを解決する道を見出すためには、定常的な「今やっていることをより上手くやる」という類のイノベーションと、根本的に新しい世代のイノベーションの、両方をマネージする術を学ばなくてはならない(“切り替え”は非現実的)。

イノベーションは元々が(ある意味)危険(≒リスクが高い場合もある)なビジネスなのであり、重要なのは、失敗する可能性が最小になるようにうまく設計しコントロールすることである。

 ・・・もし失敗したとしても、そこからしっかりと学習するということを忘れてはならない。 

「1.3 イノベーターのジレンマ ―いかにして2頭の馬を同時に御すか」を参照。

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