人は石垣 人は城

2006年11月1日

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有名な武田信玄の言葉である。人の周辺環境は大きく変化したが、本質はこの頃からも、さらにその昔からも変わっていないのではないだろうか。 

企業の盛衰もやはり、結局のところ「企業は人なり」という言葉の「人」に尽きる。 企業はドラッカーの言うように、たとえエンジェルであっても儲けなければならないが、持続的成長を遂げるのであれば、人に頼らざるを得ない。

さらには、人材も育成しなければならない。 心理学者のマズローは人間性の最高価値の中で「人々を成長させる一つの方法は、責任を与え、果たし得るものだと仮定し、苦労をさせ、汗を流させることだと思う。彼らを過保護にし、甘やかせ、代わりにやってやるよりも、自分自身でやらせることである」と述べている。

こうするには企業文化が重要になる。構成員の資質にもよる。企業にとっては金も大事であるし、それ以上に企業体=人が大切で、さらには、構成員がつくる企業文化が最も大切ではなかろうか。  

まだまだ半人前である私の見解であるので、青臭いかもしれない。 ただ、企業で、ビジネススクールで、常に業務効率、経営効率を高めていく環境にいると、金、金、金、$、$、$・・・画竜点睛に欠けるような思いになる。  

派手なパフォーマンスを発揮する人は評価されなければならないが、その人のみを評価すべきではない。その人がパフォーマンスを発揮するには必ず影の人がいる。

一人では何もできないものである。どれだけ仕事が出来ても、せいぜい140程度である。どれだけできなくともせいぜい70ぐらいであろう。二人にはかなわない。

 ・・・たとえ今の給料が不満であっても、その分は”社会銀行”への預金と思わないいかん、その我慢ができるかできないかで将来は大きく変わってくる(松下幸之助)  


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