大阪企業家ミュージアム

2007年2月4日

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関西経済連合会の次期会長として、現副会長の下妻博・住友金属工業会長(70)が内定したと報道されている。その昔「天下の台所」と呼ばれた大阪であるが、近年、その影響力は小さくなりつつある。産業、失業率・・・。今回はその歴史をひも解く意味で、「大阪企業家ミュージアム」を紹介する。

ミュージアムは、大阪の企業家精神のルーツ、企業家たちのチャレンジとイノベーションとブロックに分かれており、シアター、またはパネル展示されている。展示中は音声案内を聴講可能で非常にわかりやすい。開館時間は平日はサラリーマンにとっては、閉館が早い(水曜日のみ20:00まで)ので利用しにくいが、休日には問題ない(原則日曜日、月曜日は閉館です、火、木、金曜日は10:00-16:30、大人¥300)。

場所は大阪産業創造館B1F(堺筋本町駅すぐ)である。2/1(木)~2/24(土)までは、井植歳男(三洋電機創業者)展も同時に開催されている。
大阪(もしくは関西)以外の方が大阪や関西とはどのような土地柄なのか、などを知る上では、このミュージアムを紹介してはどうだろうか。詳細はともかく、大きな流れは非常にわかりやすい。

(展示コーナーでの)物語は現在の大阪商工会議所の初代会頭である五代友厚からはじまる。彼が「大阪の恩人」であることはあまり知られていないが、紛れもなく近代において、彼がいなければ、大阪は大きく遅れていたであろう。
そして、山辺、菊池などの紡績業からはじまり、「大衆社会」を向かえ、鉄道などのインフラ、重工業の発達、化粧品や洋酒など生活を楽しむための商品の登場、そして、「豊かな時代」を向かえ、新しい家電製品、食文化が生まれはじめる・・・こういった中で、関西の主要な企業家が産業別に彼らが成し得たイノベーションを軸におき展開されている。

・・・「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」ことを再確認したい。

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